巻頭句俳人ご紹介



雑詠  平成18年

平成十八年十二月号

 白き歯の見えて勝利の日焼顔

涌羅 由美(ゆらゆみ)
 [由美]

現住所

兵庫県

所属結社

ホトトギス

出身県

兵庫県

生年月日

昭和39年11月14日生

俳歴略歴

平成5年より作句。稲畑汀子先生に師事。野分会所属。平成16年ホトトギス同人。第15回日本伝統俳句協会新人賞受賞。

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平成十八年十一月号

 万といふ彩の輝き四葩園

浅井青陽子(あさいせいようし)
 [弥七郎]

現住所

兵庫県

所属結社

ホトトギス

出身県

徳島県

生年月日

明治42年7月30日生

俳歴略歴

平明余情―伝統俳句一筋。

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平成十八年十月号

 ポストまで西日に封書かざし行く

高橋笛美(たかはしふえみ)
 [昭子]

現住所

北海道

所属結社

ホトトギス

出身県

北海道

生年月日

昭和3年3月10日生

俳歴略歴

昭和23年よりホトトギスに投句以来ホトトギス一筋に学ぶ。現在北海道新聞の俳壇選者を務め若い人の育成に力を注いでいる。

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平成十八年九月号

 病み抜けし身に人の情花の情

岩松草泊(いわまつそうはく)
 [恒夫]

現住所

愛知県

所属結社

ホトトギス・海道

出身県

熊本県

生年月日

大正13年7月15日生

俳歴略歴

昭和21年よりホトトギスに投句、以来客観写生を学び花鳥諷詠の道ひとすじに歩む。昭和60年に俳誌「海道」を創刊。

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平成十八年八月号

 一分二十三滴輸血寒昴

後藤一秋(ごとういっしゅう)
 [幸雄]

現住所

北海道

所属結社

ホトトギス・玉藻・夏至

出身県

北海道

生年月日

昭和7年8月10日生

俳歴略歴

ホトトギス同人。歩いても歩いても新鮮な北海道。そんな北海道を今日も歩いている。

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平成十八年七月号

 かまくらに水神様の降らす雪

浅利恵子(あさりけいこ)
 [ケイ子]


現住所

秋田県

所属結社

ホトトギス

出身県

秋田県

生年月日

昭和22年12月6日生

俳歴略歴

昭和22年12月6日秋田市に生る。昭和51年より句作。桑田青虎の紹介により野分会入会。(昭和60年同人)

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平成十八年六月号

 今散りし蓮の台の金色に

青野沙人(あおのしゃじん)
 [義隆]


現住所

鹿児島県

所属結社

草の花句会

出身県

香川県

生年月日

明治42年9月12日生

俳歴略歴

虚子在世当時に私なりに直伝された「俳仏一如」の悟境は高遠ですが、時代のさきがけとして頑張りたいと念じています。

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平成十八年五月号

 月を上げ星を沈めて山眠る

山田弘子(やまだひろこ)
 [弘子]

現住所

兵庫県

所属結社

円虹・ホトトギス

出身県

兵庫県

生年月日

昭和9年8月24日生

俳歴略歴

ホトトギス同人。「円虹」主宰。
これからの伝統俳句を考え、若い層の俳句の広がりと質的向上に努力したい。

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平成十八年四月号

 浜離宮雪吊最中なりし日に

松尾緑富(まつをりょくふ)
 [文雄]


現住所

福岡県

所属結社

ホトトギス

出身県

佐賀県

生年月日

昭和2年12月9日生

俳歴略歴

昭和44年ホトトギス同人。

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平成十八年三月号

 鷹渡る山はうち伏し海は凪ぎ

橋田憲明(はしだけんめい)
 [憲明]

現住所

高知県

所属結社

ホトトギス・玉藻・晴居・勾玉

出身県

高知県

生年月日

昭和8年2月11日生

俳歴略歴

信条・「磨甎」。著書「句集足摺岬」「若尾瀾水俳論集」(共編)「土佐の俳句」他。「朝日新聞地方俳壇」等選者。俳文学会会員。

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平成十八年二月号

 居る筈もなき妻横に夕端居

原 三猿子(はらさんえんし)
 [徹]

現住所

東京都

所属結社

ホトトギス

出身県

福岡県

生年月日

大正3年9月18日生

俳歴略歴

虚子、年男、汀子と三代の師の指導を載き伝統俳句、花鳥諷詠に精進、その間俳誌「夏萩」を主宰するも病のため廃刊、養生中。

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平成十八年一月号

 土用鰻食べ太陽の島へ旅

山田弘子(やまだひろこ)
 [弘子]

現住所

兵庫県

所属結社

円虹・ホトトギス

出身県

兵庫県

生年月日

昭和9年8月24日生

俳歴略歴

ホトトギス同人。「円虹」主宰。
これからの伝統俳句を考え、若い層の俳句の広がりと質的向上に努力したい。

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資料:俳人選集「花鳥諷詠」平成12年版・ホトトギス同人句集(四)昭和63年版

*掲載事項に、お差支え・御変更がございましたら、御連絡ください。