巻頭句俳人ご紹介



雑詠  平成21年

平成二十一年十二月号

 花ばらの彩を尽して祝はるる

浅井青陽子(せいようし)
 [弥七朗]

現住所

兵庫県

所属結社

ホトトギス・田鶴・九年母

出身県

徳島県

生年月日

明治42年7月30日生

俳歴略歴

若き日は、つかずはなれずの年多かりしも、老境に入り現在は花鳥諷詠に精進一途、清貧の思想にひかれる。

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平成二十一年十一月号

 瀬をかへて半日ほどの鮎掛に

浅井青陽子(せいようし)
 [弥七朗]

現住所

兵庫県

所属結社

ホトトギス・田鶴・九年母

出身県

徳島県

生年月日

明治42年7月30日生

俳歴略歴

若き日は、つかずはなれずの年多かりしも、老境に入り現在は花鳥諷詠に精進一途、清貧の思想にひかれる。

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平成二十一年十月号

 故里の花に喪の旅とはかなし

木村享史(きむらきょうし)
 [清]

現住所

神奈川県

所属結社

ホトトギス・惜春・花鳥

出身県

徳島県

生年月日

昭和8年2月16日生

俳歴略歴

14歳から俳句を始め、すでに57年が経っている。俳句は「花鳥諷詠」、さらに一歩でも大虚子に近づきたい。

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平成二十一年九月号

 散るこころ闇に失せたる桜かな

河野美奇(こうのみき)
 [美奇]

現住所

東京都

所属結社

ホトトギス

出身県

東京都

生年月日

昭和10年1月5日生

俳歴略歴

稲畑汀子先生の「見るから観る」「あるがまま」に近くありたいと思う。自然と共に生きる俳句を大切に学びたい。ホトトギス同人。

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平成二十一年八月号

 この花に会いたくて来し吉野山

安原 葉(やすはらよう)
 [晃]

現住所

新潟県

所属結社

松の花(主宰)・ホトトギス・玉藻

出身県

新潟県

生年月日

昭和7年7月10日生

俳歴略歴

昭和27年「ホトトギス」初入選し、47年にホトトギス同人。平成11年に同人会長。当協会の理事。花鳥諷詠一辺倒。

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平成二十一年七月号

 百寿なるわれにも在りし春の宵

浅井青陽子(せいようし)
 [弥七朗]

現住所

兵庫県

所属結社

ホトトギス・田鶴・九年母

出身県

徳島県

生年月日

明治42年7月30日生

俳歴略歴

若き日は、つかずはなれずの年多かりしも、老境に入り現在は花鳥諷詠に精進一途、清貧の思想にひかれる。

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平成二十一年六月号

 白鳥の来れば多過ぎかと思う

嶋田一歩(しまだいっぽ)
 [力]

現住所

静岡県

所属結社

ホトトギス・玉藻

出身県

東京都

生年月日

大正12年3月22日生

俳歴略歴

昭和36年ホトトギス同人。北海道ホトトギス会長、国際俳句交流協会理事等を経て現在日本伝統俳句協会理事。虚子記念文学館理事等。

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平成二十一年五月号

 マスクして思ひがけなき美人なり

稲岡 長(いなおかひさし)
 [長]

現住所

奈良県

所属結社

ホトトギス

出身県

兵庫県

生年月日

昭和11年7月24日生

俳歴略歴

俳暦28年。虚子の花鳥諷詠の思想をより深く理解し、句風を確立しようと努めている。

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平成二十一年四月号

 冬帝に起こされ病める吾をりし

嶋田一歩(しまだいっぽ)
 [力]

現住所

静岡県

所属結社

ホトトギス・玉藻

出身県

東京都

生年月日

大正12年3月22日生

俳歴略歴

昭和36年ホトトギス同人。北海道ホトトギス会長、国際俳句交流協会理事等を経て現在日本伝統俳句協会理事。虚子記念文学館理事等。

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平成二十一年三月号

 こほろぎの夜を読み耽る机あり

三輪満子(みわみつこ)
 [満子]

現住所

大阪府

所属結社

ホトトギス・未央

出身県

大阪府

生年月日

昭和2年3月8日生

俳歴略歴

病を乗越えられたのは俳句のお陰だと感謝している。自分自身を切磋琢磨してくれる俳句の道を一生歩きつづけたく願っている。

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平成二十一年二月号

 流灯の消え胸中に霊残る

竹下陶子(たけしたとうし)
 [基之]

現住所

広島県

所属結社

青芦会

出身県

島根県

生年月日

大正12年11月4日生

俳歴略歴

虚子、年尾、汀子先生に師事。ホトトギス同人。福山市文化賞。日本伝統俳句協会理事。青芦会主宰。造花随順、身心脱落を信条に花鳥諷詠を貫く。

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平成二十一年一月号

 霧の上に霧その上に霧の闇

岩垣子鹿(いわがきしろく)
 [正典]


現住所

大阪府

所属結社

ホトトギス

出身県

奈良県

生年月日

昭和4年3月18日生

俳歴略歴

昭和4年3月18日奈良県真菅村(橿原市)に生る。医師(奈良医大)。昭和20年句作2年で中断。昭和54年平松措大に入門復活し、さぎり、河内野、未央に投句。高木石子に師事。昭和56年よりホトトギスに投句、稲畑汀子に師事。(昭和60年同人)

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資料:俳人選集「花鳥諷詠」平成12年版・ホトトギス同人句集(四)昭和63年版

*掲載事項に、お差支え・御変更がございましたら、御連絡ください。